
スクリーンショットをorg-modeバッファ内に取り込む
スクリーンショットをすぐに記事に追加できたら便利だ。 org-modeでスクリーンショットをファイル内に素早く取り込めるよう、org-downloadパッケージが用意されている。 M-x package-list-packages~ や M-x package-install でorg-downloadをインストールしよう。 スクリーンショットはgnome-screenshotやscrot, flameshotなど色々なものがあるが、 3つ試した上でflameshotにした。 決め手はスクリーンショットを撮った後にすぐに図を編集できること。 テキストの追加や矢印や矩形などの図形挿入、モザイク処理もできる。 惜しい点はウィンドウを選択してスクリーンショットが撮れないこと。 なお、gnome-screenshotはウィンドウが選択できるが編集ができないのでボツにした。 Ubuntu24.04では以下のコマンドでflameshotがインストールできる。 sudo apt install flameshot Emacsの設定ファイルに以下を追加する。 ;; for org-download (setq org-download-heading-lvl nil) (require 'org-download) (setq org-download-screenshot-method "flameshot gui --raw > %s") org-download-heading-lvlの設定はお好みで。 デフォルトは0で一番上の階層の見出しがフォルダになって保存される。 ox-hugo用にカテゴリーで見出しを作っており、 *Emacs の下でスクリーンショットを撮った場合は [保存先フォルダ]/Emacs/タイムスタンプ.png に保存される。 nilにしておけば保存先フォルダに直接保存される。 スクリーンショットの保存フォルダはorgファイルごとに設定できる。 orgファイルの冒頭に以下の1行を追加する。 -*- mode: Org; org-download-image-dir: "~/savedir/static/img"; -*- savedirは任意のフォルダで良いが、staticを挟んでおくとox-hugoが自動でhugoディレクトリのstaticフォルダにコピーしてくれるので便利。 ここでEmacsを再起動する。 ...