Emacsとは

Emacs(イーマックス)の詳しい説明は公式サイトウィキペディアを参照してほしい。
起源は1974年から、そして1985年にオープンソースとなり、現在も開発が続いているすごいソフトウェア。
エディタやOS(オペレーティングシステム)とも言われるけど、私はEmacsのことを コンピュータを(特にキーボードで)快適に操作するもの だと思っている。

生産性

Emacsはコンピュータをキーボードで効率的に操作するにあたり、様々な工夫がなされている。
それは今現在普及しているキー操作(例えばCtrl-Cでコピー、Ctrl-Vでペースト)とは大きく異なるが、コンピュータを使った仕事で生産性を高めたいと思うのならばEmacsを学ぶことは決して損にはならない。
Emacsはキーボード操作でプログラムを書けるし、実行できる。メールの読み書きやレポートの作成、今流行りの生成AIとのやりとりもEmacsというアプリの中ですべて実行できる。
そしてこのキー操作はほぼ全て自分の好きなようにカスタマイズできる。

Emacsは日本人向けに日本語で整備されたドキュメントが少なく、初学者は"大抵の人がうまく使えるように設計された別のソフトウェア"を選ぶかもしれない。
しかし最近は生成AIが賢くなり、Emacsのことも日本語で丁寧に教えてくれる。Emacsは難しいと敬遠していた人も、学び直すチャンスだ。

オープンソースの良いところは特定の人や企業の影響を受けにくいことだ。つまり、誰かの気まぐれで開発がストップしたり、急に有償になることはほぼ無い。
あなたは過去にお気に入りのソフトウェアが使えなくなったことはないだろうか。
Emacsはすぐに使いこなせるものではないが、自分好みに育てられ、これからずっと伴走してくれるソフトウェアだと思っている。

文字入力する際にキーボードを見ながらタイピングするのは遅い。タッチタイピングを習得すれば文字入力は圧倒的に速くなる。
それと同様、Emacsと仲良くなれば、文字入力だけでなく様々な操作が圧倒的に速くなるのだ。

ぜひEmacsを試してほしい。