世の中には無料で提供されているものがあります。街頭のティッシュペーパーもそうなのですが、今回はソフトウェアのお話。
フリーソフト、Gmailに代表されるWEBサービス、無料アプリ、無料ゲームなど。世の中にたくさん出回っているし、周りも使っているので、全くこれらを使っていない人というのはほとんどいないのではないでしょうか。
無料で提供できる理由について考えてみました。
情報収集のため
ソフトウェアを使ってもらって、なんらかの情報を集めます。通常、ソフトウェアの利用規約に集める情報の種類や利用目的が記載されています。読まれると都合が悪いせいか難しい文章で文字びっしりの規約も多いですが、大事なことが書いてあるのでしっかり読みましょう。情報収集することへの同意確認として、明示的に「同意」のボタンを押すもの、ソフトウェアを使ったら同意したものとみなすものがあります。悪質なソフトウェアは説明や同意無しに勝手に裏で集めます。
信頼を得るため
お試し
一定期間無料でお試しや、一部の機能に制限して試してもらうため。満足できるものであることを確認した上で購入してもらう。
上位プラン
無料でもある程度実用できるレベルだが、有料の上位プランだとさらに便利に使えるもの。
別製品
無料で興味をひいて、他のものやサービスを売るための動線に使う。また、自作の無料アプリのダウンロード数が多ければ採用面接でアピールできる、など。
社会貢献
奉仕の心。使ってくれて喜んでくれるのが嬉しい。
盛り上げ役
他者と争うタイプのゲームでは他者と争って勝つのが楽しい。つまり勝って楽しんでもらうには同時に負けてもらう人も必要になる。無料ユーザでもそこそこ勝てて楽しめるようにはできているが、課金ユーザが有利になるようにできている。そういう意味ではゲームの盛り上げ役にボランティア参加しているとも言える。
コメント