人間がコンピュータを動かすために使う言葉、プログラミング言語。
多くの種類があり、初学者はどれを使えばいいのかわからないこともあるだろう。
また、技術の進歩が速いため、経験者であっても今扱える言語をそのまま使うのがいいのか、
新しい言語を学ぶべきなのか迷う場面は多いと思う。
どのプログラミング言語を選ぶべきか、AI(gpt-oss:20b)と会話を行った。
見出しがプロンプト、内容がAIの回答である。(まとめの手前まで)
世の中に色々なプログラミング言語がありますがどれを使ったらいいですか?
プログラミング言語を選ぶときは、まず自分がやりたいことをはっきりさせることが大切です。たとえば、ウェブサイトやアプリの開発なら JavaScript とそのフレームワーク(React や Vue など)が自然に合いますし、データ分析や機械学習なら Python が豊富なライブラリとコミュニティで人気があります。ゲーム制作を目指すなら C++ や C#(Unity でよく使われます)が性能面で有利ですし、組み込み開発なら C や Rust が安全性と高速性を兼ね備えています。また、学習のしやすさも重要です。Python は文法がシンプルで初心者に優しいですが、実際に業務で使えるスキルを身につけるには、業界で需要の高い言語を選ぶと就職やフリーランスの案件を得やすくなります。さらに、開発コミュニティの活発さも考慮すべきです。質問に対する回答やサンプルコードがすぐに見つかると学習がスムーズになります。最後に、複数の言語を組み合わせて使うケースも増えているので、最初は一つの言語に絞ってプロジェクトを完成させる経験を積んだあと、必要に応じて別の言語に手を伸ばすのも良いでしょう。
最初の言語としては何がおすすめですか?
初めて学ぶプログラミング言語としては、Python をおすすめします。文法が簡潔で読みやすく、数行で実行できるコードが多いので、失敗してもすぐに動かして確認できる点が学習に適しています。Python にはデータ分析、ウェブ開発、人工知能、ゲーム開発、組み込み系などさまざまな分野で利用されているライブラリが豊富に揃っており、実際に手を動かして成果を出しやすい環境が整っています。さらに、オンラインでのチュートリアルやコミュニティが活発で、質問に対する回答やサンプルコードを簡単に見つけられるため、独学でもスムーズに進められます。実務でも需要が高く、Python で実務経験を積むと将来的に他の言語への移行もスムーズにできるというメリットがあります。
自分で作ったプログラムを多くの人に届けたい場合はどれがおすすめですか?
プログラムを「多くの人に届けたい」場合、まず配布先が何かを決めると選択がはっきりします。
・ ウェブサイトやオンラインサービス を作りたいなら、クライアント側の実行環境がほぼ全てのブラウザに標準装備されている JavaScript(あるいはその派生である TypeScript)が最も簡単です。サーバー側なら Node.js で同じ言語を使い、開発・デプロイの一貫性が保てます。
・ デスクトップアプリ を広く配布したい場合、クロスプラットフォームで実行できるパッケージ化が容易な言語を選びます。Electron(JavaScript/HTML/CSS)なら既にウェブ技術で作られたアプリをデスクトップ化できますし、Go や Rust でコンパイル済みの実行ファイルを作り、Windows、macOS、Linux へ配布するのも実行ファイルが小さくて簡単です。
・ モバイルアプリ をリリースしたいときは、Google Play と App Store という二大プラットフォームを一括でサポートするクロスプラットフォームフレームワーク(Flutter(Dart)、React Native(JavaScript)など)を使うと、一度コードを書けば両方にリリースできます。
結論として、最も手軽に「誰もがアクセスできる」形で届けるならウェブを前提にした JavaScript/TypeScript が最もおすすめです。デスクトップやモバイルに拡張したい場合は、Electron、Go、Flutter などを組み合わせると、言語をまたがずに広いユーザー層へリーチできます。
将来性のある言語と、消えてしまうかもしれない言語について教えて
将来性がある言語と、消えてしまう可能性が高い言語を見極めるときは、実際に需要がある分野とコミュニティの活性度、開発者数の増減を重視します。
将来性が高いとされる言語は、今日の主要な産業分野―ウェブ開発・データサイエンス・モバイル・クラウド・IoT・ゲームなど―で幅広く採用され、継続的にアップデートやライブラリが公開されています。Python は人工知能やデータ分析、ウェブのバックエンドで、JavaScript/TypeScript はフロントエンドとサーバーの両方を一つの言語で扱える点から圧倒的に人気があります。Go はコンパイル速度と軽量実行環境、ネットワークサービスで選ばれ、Rust はメモリ安全と高速性からシステム開発や WebAssembly で注目されています。Kotlin は Android をはじめ JVM エコシステムで、Swift は iOS・macOS 開発で欠かせません。Dart と Flutter はクロスプラットフォームのモバイルとウェブアプリを一つのコードベースで構築できる点で急速に成長しています。これらの言語は企業やオープンソースコミュニティが積極的に投資しているため、長期的に支持され続ける見込みが高いです。
逆に、将来性が低くなる恐れがある言語は、時代のニーズから外れ、開発者コミュニティが縮小し、主要なツールチェーンやライブラリが更新されなくなるケースが多いです。例として Perl は一時期強力でしたが、近年はスクリプト言語としての人気が衰え、コミュニティも小規模化しています。Ruby は一時期 Ruby on Rails でウェブ開発のスタンダードでしたが、近年は JavaScript エコシステムの拡大に比べて成長が鈍化しています。PHP はサーバーサイドでまだ広く使われているものの、最新のモダン開発スタイルへの適応が遅れ、次世代言語への置き換えが進む可能性があります。Fortran は科学技術計算で一定の需要がありますが、一般的なアプリ開発ではほとんど使われないため、将来性は限定的です。これらの言語は、今後も一部の特定分野で利用されるかもしれませんが、広範なエコシステムの拡張や新規プロジェクトへの採用は期待しにくいと言えるでしょう。
lispはどうでしょう
Lisp には長い歴史と独自の設計思想があります。昔から AI 研究や数値計算、システムプログラミングに用いられてきた実績はあり、マクロシステムやホモアイコン性などが高く評価されています。近年は Clojure(JVM 上で動く関数型言語)や Scheme(教育・研究での採用が多い)、そして Emacs Lisp(テキストエディタ Emacs の拡張)といった派生が活発に開発されており、特に Clojure は現代的な並列処理や構造化されたデータの扱いで人気を集めています。一方で、Lisp は学習曲線が急であり、商用アプリケーションの開発や大規模プロジェクトに対するコミュニティの規模は Python や JavaScript ほど大きくありません。結果として、Lisp は「将来性がある」と言えるほどの大規模な需要はないものの、特定の分野(AI、関数型プログラミング、エディタ拡張)では今なお強力で有用な言語として存在し続けています。もし関数型思考や高度なメタプログラミングを学びたいのであれば Lisp(特に Clojure)は非常に魅力的な選択肢ですが、幅広い商用プロジェクトでの採用を目指すのであれば、他の主流言語の方が手掛かりになるでしょう。
JAVAはどうですか?
Java は長年にわたって企業向けサーバーアプリケーションや大規模システムの基盤として根強い人気を保っています。JVM のマルチプラットフォーム性と豊富なライブラリ、フレームワーク(Spring など)が整備されているため、金融、通信、物流などの業界で新規開発や保守が続けられています。Android 開発においては Kotlin が主流になりつつありますが、既存の Android コードベースや、サーバー側の Android アプリとの連携では Java が依然として重要な役割を果たしています。さらに、Java はエンタープライズ市場での信頼性とスケーラビリティが評価されており、クラウドネイティブ化やマイクロサービスへの移行にも適応しています。最近の JDK 21 ではパフォーマンスの向上と新しい言語機能(レコード、パターンマッチング)が追加され、開発者体験の改善も図られています。そのため、Java は現在も十分に将来性がある言語であり、特にエンタープライズソフトウェアや大規模バックエンド開発を目指すなら学習しておく価値があります。
まとめ
プログラミング言語はそれぞれ設計思想が異なっており、得意領域も異なっている。
プログラムで何がしたいか、どんなプログラマーになりたいかをしっかりと考えた上で、
それに必要なプログラミング言語を選ぶのが重要である。
市場のニーズや技術の進歩により選ぶべき言語は変化しうるものなので、定期的に情報を入手しながらアップデートしていく必要がある。