GAFAといえばGoogle、Apple、Facebook、Amazonの頭文字を表す、大企業です。その強さについて各社が持っている個人情報の観点から考えてみます。
1.Google
検索、メール、マップなどに強みがあります。ここから得られる個人情報は
・個人で興味があること、知りたいこと、欲しい物
・メールを使った色々な人とのやりとり
・どの場所に行ったことがあるか、どの場所に興味があるか
など。例えば車を販売したい会社だったら、すべての人にビラ配る(広告を出す)より、車の購入について調べている人に向けてビラ配ると買ってくれる確率が高いですよね。世界中の人が今どんなことに興味を持っているのか握れて、その人達に任意の情報を与えられるというのは脅威です。
2.Apple
ハードウェアとソフトウェアを自社開発して高い性能を持つ製品を販売。
iPod, iPhone, iPad等画期的な製品を出して世の常識を塗り替えてしましたが、生みの苦しみか、後発の追随を逃げ切るのは楽ではなさそうです。
個人情報を大事にしていることをアピールしています。他が個人情報を活用して大きな収益を出している中、いつまでその姿勢が保てるか。。。
3.Facebook
SNSに強みがあります。得られる個人情報は、
・日常どんなことをしているのか。
・どんなものに「いいね」と感じるのか。
・どういうグループに属しているのか。
・誰と知り合いなのか
・どういうやりとりを交わしているのか。
・出身地、出身校、趣味などのプロフィール情報
日常の人間同士のやりとりがしやすい仕組みを作ることによって、人間関係のデータが得られるようになりました。世界中の「いいね」を分析したら、今の流行や、今人々が求めていることもわかりそうですね。
4.Amazon
膨大な品揃えを持つECサイト。動画サービスや電子書籍サービスにも力を入れています。得られる個人情報は、
・人はいつ、どんなものを買うのか
・どんな商品に興味を持っているのか
・どんな動画を観るのか
・どんな本を読むのか、特に重要だと思ったのはどんなセンテンスか。
どんな商品にお金を払っているか把握できていれば、次はこのタイミングでこの商品が欲しいはず、など予測できます。GoogleやFacebookは購買の情報は正確には取得できません。購入時に登録するメールアドレスをgmailにしていればGoogleは把握できたり、購入後にFacebookでみんなにShareしたりすればFacebook側も把握できますが。
各社とっても便利な製品・サービスを提供していますが、自分からどんな情報を渡しているか、意識してみましょう。画面に出てくる広告がどういうふうに変化するか。ニュースもレコメンドされる時代なので、同じサービスを使っていても周りの人たちと自分は表示される情報や商品が違うかもしれません。自分が良いと思って買ったあの商品も、実は買わされるように仕組まれているのかも。。。ずっと疑っていると疲れちゃいますが、たまに振り返ってみましょう。
(参考)
https://www.provej.jp/column/GAFAM/Google_special-edition
https://www.capa.co.jp/archives/17500
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