新しいサービスを提供してそれを継続してもらうためのヒントを得るために、Kindle Unlimitedで書籍「習慣が10割」を読みました。気になったことを書き出してみます。
脳の仕組みからいえば、すべては「好き嫌い」で決まります。 五感から脳に入った情報は、 扁桃核 という部位が「快・不快」を判断します。 そして「快(=好き・楽しい・嬉しい・ワクワクなど)」 を感じたものには、みずから接近していきます。 これを「接近反応」 と言います。 一方、「不快(=嫌い・退屈・悲しい・ムカムカなど)」 を感じたものから、遠ざかろうとします。 これを「回避反応」 と言います。 だから、好きなものは続くし、嫌いなものは続かない。 要するに、 人間は楽しいことしか続かない のです。
これはそうですよね。だから楽しくするのは大事。
脳は正しさだけで何かを続けることはできません。 そこにワクワクする感情がないと、いくら正しいことでも脳が勝手に回避反応を起こしてしまいます。 あなたの習慣が続かないのは、そこに原因があります。
野菜は身体にいいからって言っても子どもは食べないし、1日8000歩歩くと健康にいいと言われて、それはそうだと思っていてもなかなかできないですよね。
習慣を続けるために必要なのは、正しいことを無理に続けようとすることではありません。 「正しいことを楽しむ努力」をすること です。
正しいことを楽しませる。ゲーミフィケーションにも通じそう。
私たちの脳は、1日に7万回も「快・不快」を判断しています。 12 万回という説もあるそうですが、いずれにしても膨大な数です。
24時間で等分したとしたら約1秒に1回判断していることになります。無意識下のものがほとんどだと思いますがすごい数です。
人間の脳はマイナスの感情ほど記憶されやすい という特性があります。 だから、うまくいったことより、うまくいかなかったことのほうが、過去のデータに多く蓄積されてしまいます。
確かにマーフィーの法則も、確率的には低いけど発生するネガティブな出来事ですが、あるあると共感してしまうのはそういうことなのかも。
うまくいく人は、必要があることに接近し、必要がないことを回避する。 うまくいかない人は、必要があることを回避し、必要がないことに接近する。
言葉にすると当たり前ですが、必要があることをするのにパワーが必要だったりするとついつい後回しにしてしまいがちですよね(←うまくいかない人)
【習慣ポイントDAY 14】必要なことはすぐできる状態にし、必要のないことには近づかない
メモ帳は肌身離さず持ち歩くとか、ゲームアプリはホーム画面から見えない位置に置いておくとかそういうことですね。
人間が「安楽の欲求」と「充実の欲求」という2つの欲求を持っていることです。 安楽の欲求とは、「ラクして生きたい」 と求める心です。 食欲・睡眠欲・性欲の三大欲求のほか、物欲や支配欲、私利私欲などが該当します。 充実の欲求とは、「充実して生きたい」 と求める心です。 自己実現欲や自己成長欲、価値創造欲や社会調和欲などが該当します。 習慣を作ろうとする時、この2つの欲求がぶつかり合います。
ラクして生きるために今頑張る。そう思えるときは頑張れるのですが、頑張ってもなかなか結果が出てこなかったりするとラクな方向に流れてしまっている気がします。
人間は何も意識せずに生きていると、安楽の欲求が勝つようになっています。
ここはデータが無かったので疑問に思いました。みんなラクして生きたいと思うのならもっとラクな世の中になっているんじゃないかと思ったり。。ラクして生きたいという言い方が悪いかもですね。無難に生きたいとか、それなりに生きたいとかならわかる気がします。
安楽の欲求に流されず、充実の欲求を追求するにはどうすればいいのか。 その答えは、「理想の自分」のイメージを描くことです。
目標に向かってがんばる。ということですね。7つの習慣にも”Begin with the End in Mind”がありますね。
「習慣=思いの深さ×繰り返し反復」 習慣を作るには、1つのことを意識的に反復しなくてはいけません。 しかし、その前提に「自分はこうなりたい」という思いがなければ、頑張って反復を続けることは難しくなります。 そして、その「思い」が深いほど、習慣形成の成功率は高まります。
本当になりたい思いがあればどんな困難でも乗り越えられる。逆に乗り越えられなければ本当になりたいわけではないのかも。ちょっと精神論な感じです。
思いを深めるポイント は、「理想の自分を手に入れた時、それを見て誰が喜んでくれるか」を想像すること。 なぜなら、人間が頑張るには「自分は誰かに認められている」という承認感が必要だからです。 自分が成果を出した時、それをともに喜び、自分自身を認めてくれる人物がいることは、何よりの原動力になります。 家族や友人、上司や同僚、仕事のお客様など、人によって色々な顔が浮かんで来るでしょう。 そのイメージをできるだけ具体的に描けば、その分だけ思いは深まります。
ここはあまり考えたことが無かったなと思いました。ただ笑顔ってすごく嬉しいですよね。誰を笑顔にしたいか、そうなっているイメージを描くといいのかな。
習慣によって、人生を変えたい。 そう思うなら、まずやるべきことは決まっています。 それは、「小さな習慣」から始めること。 自分を変えたいからといって、いきなり大きなことをやろうとしてはいけません。
ポジティブ心理学でも小さなことから始めて成功経験を作り、徐々に広げていく、だったと思います。
「今日から続ける」ではなく「今日から始める」という意識で、〈とりあえずやって みる〉ことが習慣化のカギを握るのだと心得ましょう。
とにかく敷居を下げる。ゲーミフィケーションのオンボーディングの考え方だったり、ビジネスモデルのフリーミアムもこの考え方に通じる気がします。
習慣を始める時、 絶対にやってはいけないこと があります。 それは「完璧」を目指すこと。 これが習慣形成を挫折させる大きな原因です。
やるからにはいいものにしたい。半端なことはしたくないって思っちゃいますよね。見栄っ張りですね。でもそれがよくないみたいです。
人間は弱い生き物。ハードルを低く設定し、とにかく「継続できた」という実績を作る
質より量よりまず継続。千里の道も一歩から。
【習慣ポイントDAY 20】通し番号を振るなどの簡単なひと工夫で、「作業」から「ゲーム」に
これはゲーミフィケーションですね。目標と可視化。
仕組みを作る方法は、2つあります。 1つめは、 時間と場所を決める こと。
確かに、寝る前には歯を磨くとか無意識に身体が動きますしね。
もう1つの方法は、 他人を巻き込む ことです。 誰かに「これをやる」と宣言したり、他人に対する行動を習慣にすれば、続けないわけにはいきません。
確かにそうなんですが、約束を増やすと負担が増えるのであまりやりたくないんですよね。。。
何かを継続したいなら、その1個前の習慣を意識することです。 朝の ランニング を習慣にしたいなら、 枕元にトレーニングウェアを用意してから寝る。 通勤電車で 英語学習 を習慣にしたいなら、 カバンの中にテキストを入れる。 帰宅後に 資格試験の勉強 を習慣にしたいなら、 帰ってすぐ目に入る場所に問題集と筆記用具を置いておく。
ブログ投稿ならブログ投稿URLのショートカットを作っておく、PCを手元に置いておく、とかですね。確かに準備が整っていれば雑念無く始められそうです。
挫折しない秘訣の1つめは、「なりたい自分を明確にする」です。 もしダイエットを習慣にしたいなら、単に「痩せたい」ではなく、「痩せてどんな自分になりたいのか」をイメージしてください。 「憧れのブランドのワンピースが似合う自分になりたい」
簡単なようで難しい。どこまで掘り下げればいいか。。。
イメージがどれだけ大きな力を持つかは、脳の仕組みを知れば理解できます。 人間の脳は、左脳と右脳に分かれています。 左脳は論理的・分析的な思考をすると同時に、「過去を考える」という機能を持ちます。一方の右脳は、感覚的なイメージを描くと同時に、「将来を考える」という機能を持ちます。 もし右脳で将来のイメージを何も描かずにいると、人間は左脳の過去の記憶に支配されてしまいます。
右脳鍛えないと・・・
「なりたい自分=目標を達成した時のイメージ」を明確にすることが、挫折しない秘訣だと話しました。 それと合わせて、もう1つセットでやってほしいことがあります。 それが、「今の自分=現在地」を知ることです。
ここも自分は見落としがち。ギャップを知るのが怖いので蓋をしたくなってしまいますが、しっかり見つめ直すのが大事。
何かを習慣化したいなら、「何のためにそれをやるのか」を考えてください。 それが、 習慣を継続する大きな原動力 になります。
何のために、誰のために。
目的が「誰かのため」なら、人間は何倍も頑張れる ということです。 目標を達成した時に喜んでくれる人の顔がはっきり見えると、人はやる気になります。誰かに「ありがとう」と言ってもらうことが、あきらめない力になるのです。
頼りにされると頑張っちゃいますね。
自分が特定のグループに属していることを認識すれば、自分が今いる場所のために何かしたいという気持ちが生まれるものです。
家族のために、地域のために、会社のために、日本のために、世界のために。アドラー心理学の共同体感覚に関連しそう。
【習慣ポイントDAY 28】「~しなければならない」よりも「やりたい」で考える
心理的リアクタンス。自分で決めたいという欲求がある一方、服従したいという欲求もあるそうなのでどうなんでしょうね。宗教だと絶対的な存在がいて、その教えは守るので後者だと思いますが、今回は「自分が習慣にしたいもの」を取り扱っているので前者であるべき、と理解しました。
言い訳リスト」を作る ことです。 自分がつい口に出してしまう言い訳や、これまでの人生でしてきた言い訳を思い出して、すべて紙に書き出してください。そして、目につく場所にこのリストを貼りましょう。自分の 部屋の壁 でも、 オフィスの机の上 でも、 手帳 でも構いません。 1日に何度も目に入るところに言い訳リストを貼っておけば、「今日もこの言葉を使ってしまった」とチェックできると同時に、「明日はこの言い訳はしないぞ」と強く意識することができます。
言い訳できなくなって打ちひしがれそう・・・(←うまくいかない人)
一般に「習慣」と呼ばれているものは、正確には以下の 4つの習慣の連続 によって構成されています。 ・受信習慣(どうインプットするか)五感からの情報を知る、聞く、感じる、見る ↓ ・言語習慣(どう言語化するか)インプットから得たイメージを言語に置き換える ↓ ・思考習慣(どう考えるか)言語をもとに考える ↓ ・行動習慣(どう行動するか)思考を行動に移す
行動まで色々なことが起きているのがわかります。スマホが視界に入ると手に取っちゃうとか(末期)
【習慣ポイントDAY 33】「行動習慣」を変える前に、「受信習慣」「言語習慣」「思考習慣」を変えよう
スマホを視界に入れない。
【習慣ポイントDAY 39】何かあったら、とにかく「ガッツポーズ」と「笑顔」
ちょっとあやしい人ですね。たまにすれ違う人が妙にニコニコしていたりするのはそういうことなのかな。。
出力をプラスにするお勧めの方法があります。 それは、 毎日の中で感じた喜びや楽しさ、幸福感を書き出す ことです。
ポジティブ心理学でもおすすめされてました。日常の小さな光をしっかり拾い上げられると世の中が明るく見えます。
もし「自分のため」では続かないなら、「いつか家族に見せるため」「大切な人に自分を知ってもらうため」など、「誰かのため」の目的を見つけるのも習慣を続ける方法の一つです。
日記の習慣のヒントです。日記を誰かに見せるなんて恐ろしすぎですが、過去の日記を見るのも恐ろしすぎです。交換日記はありかもですね。やったことないですけど。。
「書くことが思いつかない」という人に私がいつも勧めているのは、自分の人となりを書くことです。 自分は何が好きで、どんな家族と暮らしていて、どのような毎日を送っているのかを、カッコつけずに素直に書いてください。 「昨日は居酒屋に飲みに行きました」「うちの旦那はこんな人です」など、どんなことでも構いません。 自分のことなら、何かしら書くことが見つかります。最近のことで書くことが見つからないなら、過去にさかのぼって子ども時代や学生時代のことを書いてもいいでしょう。 こうして人となりを正直に伝えることで、読者も「この人の話をもっと読んでみたい」と思ってくれます。ありのままの自分に対して読者から反応が返ってくるので、段々と書くのが楽しくなっていきます。
これはブログの習慣のヒント。人となりを正直に伝えるといいとありますが、その内容にもセンスが問われると思っています。とか考えているとハードルが上がってしまうのでダメですね(←うまくいかない人)って書くのもネガティブなアウトプットだからさらにうまくいかない人になってしまうのでここでガッツポーズ+笑顔。
これまで何度も説明した通り、脳は「それが正しいから」という理由だけでは、物事を続けることができません。 「楽しい」と思えることでなければ、続かないのです。 よって、 部下に指導をする時は、「これをやるのが正しい」と教えるのではなく、「これをやると楽しい」と教えるのが正解 です。
楽しく仕事がしたいなぁ(ガッツポーズ+笑顔)
セールスの仕事は、「たくさんの人に会って、たくさん話すほど売れる」というシンプルな仕事です。 だから、訪問先へ積極的に足を運ぶ営業マンほど、売上は上がるのです。
確かにそのとおり!と思ったけど本当はそんなに単純じゃないよね。より興味のあるお客様が誰か考えたりすることも重要。下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる、ではないけど、そもそも撃たなければ当たらないのは真実。
よって、「商品をもっと良くしたい」「会社に自分の意見を言いたい」という人ほど、まずは目の前の仕事を頑張る必要があります。 「自分はこれをやりたい」という強い思いを持ち、それを言葉や行動で示していれば、同じ思いを持つ人が自然と周囲に集まって、たくさんの人に応援してもらえます。
がんばります。(ガッツポーズ+笑顔)
変えたいことがあるなら、愚痴や不満を口に出すのではなく、思いを言葉や行動でアウトプットすること。 それが結果的に、周囲の協力やサポートを引き寄せてくれます。
がんばります!(ガッツポーズ+笑顔)
多くの人がやっていないのは、最初の一歩となる「本を開く」という行動なのです。
まず始めてみる。
【習慣ポイントDAY 63】家族に毎日「ありがとう」を言おう
ちょっと恥ずかしいけど、ありがとう!
【習慣ポイントDAY 65】まずは「ゴミを3つだけ」拾おう
すぐ机の上がいっぱいになるので、それを防ぐためにも必要な習慣。
【習慣ポイントDAY 67】「タバコ・お酒=不快」のデータを作る
ガッツポーズ+笑顔と逆で、やめたいことは無理やりネガティブな反応をするということなのです。お酒飲んだら「まずい」と口に出すとか。
でも、お酒飲んだら・・・「美味い」しかない。タバコは吸いません。
【習慣ポイントDAY 70】ゲームしてしまう場所や時間を他の習慣で埋めて、ゲームする暇をなくそう
ゲームするのはゲーミフィケーションを学ぶためなんだ!というポジティブ反応で正当化しているのですが、本当になりたい自分をイメージできていないから流されているだけなのかもしれませんね。ゲーム産業も大きな市場ですが、みんながゲームやめてその代わりに生産的な活動をしたらGDPは上がるのかなぁ。
サクッと投稿するつもりが数時間かかってしまいました。継続のためによくないので次回以降ライトにしたいと思います!
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